Birth Day
この時期になると、プロ野球界で慌ただしくなることが2つあります。
1)引退・戦力外通告
2)ドラフト会議
「戦力外」:球団から通告される期間が2つに分かれており、今年は10/4(月)からでした。現役を希望される選手の皆さんは本当に少しでも希望通りになることを祈って見守りたいと思います。
「引退」:最近はSNSのお陰で情報がかなりタイムリーに公にされるので素早く知ることができるのですが、中には公表される前に連絡をくださる選手もいます。
この時期に電話が来ると「あ、もしかして」と思うのですが、選手では無くなるものの一人の社会人であることに変わりはないので、新たなステージへの転機ということで選手の皆さんのバースデーと捉えるようにしています。
「ドラフト会議」:アマチュアからプロの世界に入るための大きなイベントで今年は10/11(月祝)に行われました。
毎年候補生の情報がメディアを賑わせますが指名された人にとってはまさにバースデー、10/11という日付を忘れることはないのではないでしょうか。
自らの引き際を決められるのはごく少数ですし、球団の配慮でセレモニーを行うことのできる選手と言うとさらに少なくなります。
多少なりともゆかりのある選手の皆さんは以下の通りです。(順不同)
#山井大介投手
#松坂大輔投手
#亀井善行外野手
#長谷川勇也外野手
#野上亮磨投手
#武藤祐太投手
◇山井さんは記憶に残る選手でありますが、ちゃんと記録も残しています。そうでなければ20年もプレーすることはできません。谷繁元信さん(12/21生)からだいぶ刺激を受けたとのことで、出会いは大きく人を成長させるきっかけなのだと改めて感じました。
◇松坂さんは日本に戻ってからの関わりでしたが、おそらく本当に体が悲鳴を上げ続けていたのではないでしょうか。がんばると言うありきたりな言葉では表すことのできない苦しみがあったでしょうし、そしてそれ以上にファンの方々への想い、何よりも野球への愛情や情熱がここまで背中を押してきたのではないかと思います。
◇亀井さんはイケオジと言われますが本当にかっこいい選手です。開幕戦の時にスパイクのコンサルティングをさせていただき、そのスパイクでホームランを打ったのを見たときは鳥肌が立ちました。選手寿命が延びたという言葉をいただいたときは心底嬉しかったです。
◇長谷川さんは足のトラブルがきっかけでした。おそらくあまりお役には立てなかったかと思いますが、現代にあってどこか武士のような雰囲気を醸し出していたのが印象的です。
◇野上さんはアキレス腱の断裂後からのお付き合いで、リハビリも相当大変だったと思いますが復帰して一軍で腕を振るほどに回復したのは非常に感慨深かったです。間違っていなければ社会人野球・日産自動車(当時横須賀市)出身の現役プロ野球選手では最後になるのでしょうか。一抹の寂しさがこみ上げてきます。野上さんを見ると時々、レバノンにいるカルロス・ゴーンさんの顔が浮かぶのは気のせいでしょうか。
◇武藤さんは生で投球をじっくり拝見したのはジャイアンツ球場だったのですが、その時に少し気になることがあり、球団の方にお話したところ、その方とは別にご自身からお声がけをいただきました。どこまでお役に立てたかわかりませんが人当たりの優しい感じが印象的でした。
11/6からはクライマックスシリーズと、ソフトボール女子日本リーグの決勝トーナメントが、
11/20からは日本シリーズが、
11/28からは社会人野球(都市対抗野球)が
12/8には12球団合同トライアウトが行われそうです。
高校野球も各地で秋季地方大会が行われており、
東京2020が1年遅れて開催され、金メダルを獲得した野球・ソフトボールのシーズンもいよいよ佳境を迎えてきました。
いずれにしても選手・関係者の皆様が元気で充実した日々を過ごせるようかなり微力ではありますが引き続き活動を続けてまいります。